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マルチシナリオ・マルチ物理予測データ

データセット概要

60km格子の全球大気モデルの結果を境界条件として、20km格子の地域気候モデルによる力学的ダウンスケーリングを行った結果である。不確実性評価のため、複数シナリオ・複数物理パラメータ・複数の海面水温変化によるアンサンブルメンバーで構成されている。

モデル名

  • 気象研究所大気大循環モデルMRI-AGCM3.2 (Mizuta et al. 2012)
  • 気象研究所非静力学地域気候モデルNHRCM (Sasaki et al. 2008)

実験構成

実験名 内容
現在気候実験
HPA 積雲対流スキームYSを用いた20世紀末実験
HPA_as 積雲対流スキームASを用いた20世紀末実験
HPA_kf 積雲対流スキームKFを用いた20世紀末実験
将来気候実験
温暖化シナリオ RCP8.5
HFA_rcp85[―, _as, _kf] CMIP5アンサンブルSSTによる21世紀末実験, 積雲対流スキームYS, AS, KF
HFA_rcp85[―, _as, _kf]_c1 CMIP5 SSTクラスター1による21世紀末実験, 積雲対流スキームYS, AS, KF
HFA_rcp85[―, _as, _kf]_c2 CMIP5 SSTクラスター2による21世紀末実験, 積雲対流スキームYS, AS, KF
HFA_rcp85[―, _as, _kf]_c3 CMIP5 SSTクラスター3による21世紀末実験, 積雲対流スキームYS, AS, KF
温暖化シナリオ RCP6.0, RCP4.5, RCP2.6
HFA_rcpXX CMIP5アンサンブルSSTによる21世紀末実験, 積雲対流スキームYS
HFA_rcpXX_c1 CMIP5 SSTクラスター1による21世紀末実験, 積雲対流スキームYS
HFA_rcpXX_c2 CMIP5 SSTクラスター2による21世紀末実験, 積雲対流スキームYS
HFA_rcpXX_c3 CMIP5 SSTクラスター3による21世紀末実験, 積雲対流スキームYS

XX=RCP温暖化シナリオ(XX=60, 45, 26)

水平空間解像度

全球気候情報 60km
日本域気候情報 20km

バイアス補正

なし

本データの引用

  • Kawase, H., H. Sasaki, A. Murata, M. Nosaka, and N. N. Ishizaki, 2015: Future changes in winter precipitation around Japan projected by ensemble experiments using NHRCM. J. Meteor. Soc. Japan, 92, 571–580, doi:10.2151/jmsj.2015-034.
  • Murata, A., H. Sasaki, H. Kawase, and M. Nosaka, 2016: Identification of key factors in future changes in precipitation extremes over Japan using ensemble simulations. Hydrological Research Letters, 10, 126–131, doi:10.3178/hrl.10.126.

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