駐日ヨルダン大使がDIASを訪問・視察されました
2022年11月30日、ヨルダン・ハシェミット王国の駐日ヨルダン特命全権大使リーナ・アンナーブ閣下およびラシード・アレカット首席公使がDIAS視察のため、東京大学生産技術研究所を訪問されました。
一行はまず東京大学生産技術研究所の岡部徹所長を表敬訪問されました。続いて、DIASから喜連川優 NII所長/東京大学特別教授、小池俊雄 土木研究所ICHARMセンター長、石川洋一 JAMSTEC CEISTセンター長ほか関係者が対応し、DIASのシステムやプロジェクト、およびDIASの活用事例などについて御説明しました。また、実際にDIASシステムも見学して頂きました(写真)。
去る2022年2月に在ヨルダン日本大使館とバルカ応用大学が開催した「気候変動と水問題に関する科学セミナー」において、小池センター長が基調講演を行い、気候変動がどのようにヨルダンの水問題に影響を与えるか、またその解決策に触れた上で、この問題に対処するにあたって活用可能な日本の経験について紹介しました。大使閣下はこの講演に大変興味を持たれ、今回のDIAS訪問を熱望されていました。
そのような経緯もあり、ディスカッションでは、大使閣下はヨルダンにおける渇水・洪水問題解決に向けたDIAS活用の可能性について、公使は現在DIASで開発を進めているAIを活用した河川氾濫予測システムについて興味を示されました。
今回の訪問をきっかけに、DIASを通じてヨルダンと日本の間の協力関係がより発展するものと期待されます。DIASは今後も、海外貢献にも積極的に取り組んでいく所存です。