エビデンスとしてのデータの重要性が近年広く認識され、所謂ビッグデータの時代に突入した。本学における地球観測に関するデータベースの構築は30年以上前に遡る。いよいよその真価をソーシャルイノベーションの起爆剤とする時が来た
東京大学生産技術研究所・教授、国立情報学研究所 所長
各分野の研究者、専門家に、DIASへの今後の期待を語っていただきました。
エビデンスとしてのデータの重要性が近年広く認識され、所謂ビッグデータの時代に突入した。本学における地球観測に関するデータベースの構築は30年以上前に遡る。いよいよその真価をソーシャルイノベーションの起爆剤とする時が来た
喜連川優
東京大学生産技術研究所・教授、国立情報学研究所 所長
DIASは世界最大の地球環境系のビッグデータ基盤として、文部科学省が10年かけて改良を重ねて作り上げてきました。今こそ、皆様の知恵とDIASを用いて社会を変えるチャンスです。斬新なアイディアをお待ちしております。
田中正朗
文部科学省 研究開発局長(当時)
実空間世界の変化に関するリッチなデータを解析して社会に貢献するという世界をDIASがはじめて実現しました。水や環境データに加え、今後は人々や社会、経済の変動もカバーするべく、ハングリーにDIASを大きくします!
柴崎亮介
東京大学空間情報科学研究センター センター長
気候変動により頻発化・激甚化する水災害に対して、将来の河川流量等の予測や被害想定を行い、ハード・ソフト両面から対応することが重要。社会全体がリスク情報を共有して対応策を講じるためのツールとしてDIASの可能性は大きい。
池内幸司
国土交通省 水管理・国土保全局長(当時)
災害対応やインフラ整備では、多分野の情報の集積が不可欠。近年の情報通信技術や観測技術は膨大な情報の取得と蓄積を可能にしたが、その実務への活用が課題。DIASの取組みはこれからの防災・インフラ事業に大きな影響を持つだろう。
廣瀬典昭
日本工営株式会社 代表取締役会長
国連による2030年へ向けた国際目標「持続可能な開発目標(SDGs)」では、科学との連携やデータの活用が1つの課題。DIASによる新たなデータ統合・解析の仕組みは、SDGsの実施や評価に重要な役割を果すことができるだろう
蟹江憲史
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科・教授/国連大学高等研究所・シニアリサーチフェロー
DIASには気象・水文情報が充実している。東京電力のダムで計測しているデータにDIASの情報を加えることにより、局所豪雨の把握など予測精度の向上に取り組み、発電用ダムの管理やエネルギー有効活用に役立てていきたい。
友近文志
東京電力株式会社 工務部 水力土木グループ・マネージャー
持続可能な開発のためには、環境リスクと災害リスクを統合的に管理する力が必要。DIASによる分野を超えたデータの収集と統計化、リスクのモニタリングにより、防災・減災分野での課題解決に貢献したい。
小池俊雄
東京大学大学院工学系研究科教授、水災害・リスクマネジメント国際センター長
長野県における気候変動のモニタリングと影響予測、適応策立案のための基盤づくりにDIASを活用。様々なデータや影響予測結果をDIASで公開しながら、研究者と適応主体との情報共有、意見交換、適応策検討の場づくりにつなげたい。
浜田崇
長野県環境保全研究所 自然環境部 温暖化対策班 主任研究員
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