2024年3月13日

全国5kmメッシュアンサンブル気候予測データ再公開と一部不具合のお知らせ

去る2024年2月18日にお知らせしておりましたとおり、全国5kmメッシュアンサンブル気候予測データ(d4PDF_5kmDDS_JP)は一時的に公開を停止しておりましたが、調査の結果、netCDFファイルの日付情報には不具合がなかったことが分かりましたので、公開を再開します。

日付情報の取扱いに関しては、この後「1.netCDFの日付に関して」を御参照ください。

なお、この日付情報の件とは別に、数年分のデータに別の不具合が見つかったため、これらについては今後差し替えを予定しています。それまで当該データの利用はお控えください。詳細はこの後「2.一部データの不具合に関して」を御参照ください。

1.日付の不具合に関して

PythonユーザーからnetCDFの初期時刻の日付が間違っているのではないかとの問い合わせがあり、データ提供者の方で確認したところ、確かにPythonやMatlabで日付を読むと2日ずれた日付になることが判明しました。このため、一旦データの公開を止め、データ提供者およびDIAS担当者がDIAS上のnetCDFデータの調査を行いました。

まず、この症状は、2次元変数の1時間値(hourlyのsurfとph2m)と降水の30分値(30min)のみに見られることがわかりました。

これらのデータのnetCDFの日付情報は、カレンダー種類は”standard”、日付は西暦1年1月1日からの積算時間で入力されています。”standard”カレンダーはグレゴリオ暦とユリウス暦の混合歴で、1587年10月にユリウス暦からグレゴリオ暦に切り替わります(詳しくはグレゴリオ暦とユリウス暦をご確認ください)。このカレンダーの元では、入力されている日付は正しいことを確認しました。

一方、データ提供者およびDIAS担当者が確認した限り、GrADS、NCAR NCL、Python+Xarray等ではnetCDFのstandardカレンダーを正しく読み込むことが可能である一方、PythonのdatetimeやMatlabの日付を求めるライブラリ等は、1587年以前もグレゴリオ暦を適用する先発グレゴリオ暦が採用されており、これらライブラリを使うと結果として2日ずれてしまうことが判明しました。

以上の調査から、DIAS上のデータ自体に不具合はないと判断し、データの差し替えは行わず当初のままの形で再公開致します。

Pythonユーザーの取り得る対策については、FAQに記載されていますので御参照下さい。なお、Matlabには適切に対応できるライブラリが見つかっていないため、御自身ご自身で日付を計算するプログラムを作成するか、初期時刻は7月24日00Zであるとして御利用ください。

2.一部データの不具合に関して

以下の実験の年のデータに不具合が見つりました。降水量に負の値が入っている日があります。

【不具合が確認された実験と年】

  • HFB_4K_MP_m101:2079 、2080、2082、2084 、2085、2103
  • HFB_4K_CC_m102:2051
  • HFB_2K_GF_m102:2069
  • HFB_2K_HA_m101:2039
  • HFB_2K_MP_m102:2087
  • HPB_m004 :1978 、1982、1983、1984 、1986

これらの実験と年については、ディレクトリの前に”.”をつけて「.YYYY」の名前に変えています(YYYYは年)。これらのデータのご使用はお控えください。

現在データ提供者において再計算を行っており、完了後にこれらのデータを差し替える予定です。今のところ、4月半ばとなる見込みです。

以上、この度は御不便、御迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします。