2021年2月8日
DIASコミュニティフォーラム2021開催報告(講演資料公開)
1月18日(月)から19日(水)にかけて、「DIASコミュニティフォーラム2021Online」を開催しました。1日目は「防災・減災」、2日目は「気候変動」をテーマに、二日間を通してのべ480名の方にご視聴いただきました。地球環境データを扱う研究機関や民間企業の皆さまと活発な議論を行い、DIASコミュニティのさらなる発展のための意見交換がなされました。
開催要旨
日時:
2021年1月18日(月)14:00 – 17:00 DAY-1「防災・減災セッション」
2021年1月19日(火)14:00 – 17:00 DAY-2「気候変動セッション」
オンライン(Zoomウェビナー)にて開催
講演概要
DAY-1「防災・減災セッション」
DIASを用いたデータの検索とダウンロードの紹介
Day-1では、まず前半にDIASの利用方法として、東京大学の小野先生、京都大学の清水先生による講演が行われました。DIASへのユーザー登録からデータセットの検索、ダウンロードまでの一連の流れをご説明いただきました。
DIASの基本的な利用方法には、データ提供者によるデータの保存・公開とDOI(データに付与される永続ID)の付与、データ利用者によるユーザ登録・データ検索・ダウンロードがあります。データ利用者は、「DIASデータ俯瞰・検索システム」と、「データセット一覧」のふたつから、データを検索・取得することができます。
続いて東京大学の根本先生、生駒先生より、Day−1のテーマである災害研究向けデータセットおよび利用ツールが紹介されました。ひまわり8号・9号のデータ(提供:気象庁)と、リアルタイム雨量情報システムであるXRAIN(提供:国土交通省 リンク:http://www.river.go.jp/x/xmn0107010.php )を具体例に、データ検索からダウンロードまでの流れをご発表いただきました。
XRAINを用いた川の洪水氾濫解析
後半では、岐阜大学の原田先生より、「DIASデータセットを用いた水災害研究開発の実例紹介」と題してご講演いただきました。土木工学・社会基盤工学がご専門の原田先生は、雨量による川全体の変化や、生態系への変化の確認をするためにDIASを活用されています。
原田先生が注力して調査されているのは中小河川です。事例として、神奈川県の鶴見川は川の面積としては狭いものの、流域内の人口密度が高く、川の変化による生活者への影響が大きいことが示されました。そういった中小河川の動向をくわしく調べるには、既存のアメダス(提供:気象庁)や、国土交通省が提供している雨量計のデータだけでは空間解像度が不十分であり、より細かく水の挙動の全体像をみた議論が必要になります。そこで、XRAINのデータセットを用いて洪水氾濫の解析を行った際の手順が紹介されました。
データ加工の際には、データの大きさや加工にしにくさが原因で、労力と手間がかかったともいいます。そこで今後は、すでにDIASの計算機資源とデータを使いこなすヘビーユーザーではなく、これからDIASを使ってみたいが敷居の高さを感じているユーザーに対してもサポートを行う、ユーザーコミュニティの醸成が大切であるとお話がありました。必ずしも情報技術の専門家ではなくても、ノウハウを共有できる場があることで、DIASを活用してみようという人が増えるのではないか、という提案がなされました。
【トークセッション】災害情報の現場におけるDIAS活用事例
最後のトークセッションでは、これまでの発表を踏まえ、DIASを利用した災害研究に関する包括的な議論が行われました。まず、災害情報の最前線の現場で、どのようにDIASを活用しているか/していきたいかという問題提起がありました。
まず東京大学の芳村先生より、DIASの活用事例の一つである、日本全国洪水概況予測の概略が紹介されました。日本全国を対象に洪水予測を行う本アプリは、SIP(内閣府による戦略的イノベーション創造プログラム リンク:https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/ )の課題のひとつである国家レジリエンス(防災・減災)の強化における使用も始まっています。今後、より不確実性のある気象予測計算のために、アンサンブル予測(編注:気象庁ウェブサイト https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/1-3-8.html)を行うべく、DIASの計算資源の強化を期待していると述べました。
次に土木研究所(ICHARM)の宮本氏より、フィリピンでのDIAS活用事例が紹介されました。フィリピンではすでに人材育成が進んでおり、ファシリテーションやeラーニングによるDIASの活用が進みつつあります。今後、長期的な視点でプロジェクトを俯瞰した際、いつまでDIASに依存すべきか、フィリピンのコミュニティの持続可能性について問題提起がなされました。今後、フィリピン側のICT技術者がDIASのデザインを変更できるようにしたり、サブコミッティ(分科会)を設立し人材育成につなげたいといったご意見をいただきました。
また防災科学技術研究所の臼田氏より、SIP4D(基盤的防災情報流通ネットワーク https://www.sip4d.jp/)の紹介がなされました。SIP4Dは、防災科研と日立製作所が2014年から共同で開発を進めている、防災情報の流通を担う基盤的ネットワークです。実務で使われているシステムが既に複数あるなかで、現場の担当者が新たなプロダクトを使うのは負荷が高いという指摘がありました。既存のシステムにうまく統合できるプロダクトがDIASから生まれるとよい、という指摘もありました。
DIASユーザーの交流の場を
後半の中心的な議論として、原田先生のセッションを受けてユーザーコミュニティの話題が再度のぼりました。時間の限られたユーザーの負荷を少しでも軽くするために、サンプルコードやTips(編注:技術的なノウハウやちょっとした利用のコツなど)、そのための環境構築等を共有し、お互い支え合うことが重要であるという意見です。最後に事務局から、コミュニティフォーラム等の会議体のあり方の再検討や、eラーニングなどのアイデアが提案され、Day-1は終了しました。
DAY-2「気候変動セッション」
d4PDFを用いた気候変動予測の事例紹介
Day-2では、事務局による前日の議論をふりかえりのあと、RESTEC(DIAS事務局)井上より、あらためてDIASでのデータセットの探し方の紹介がなされました。DIASから入手可能な気候変動研究データセットがいくつか紹介されたのち、そのひとつであるd4PDFを用いたアプリケーション使用例が示されました。d4PDF(http://www.miroc-gcm.jp/~pub/d4PDF/)は、地球温暖化対策の基礎となる気候予測モデル実験結果で、全世界及び日本周辺領域を対象にしています。ユーザはこのデータセットを用いて、未来の気候状態と現在の気候状態を比較することができます。ひとつは通常の「d4PDFダウンロード・切り出しツール」で、専用の可視化ソフトで使いやすい反面、CSV化など加工に手間がかかります。一方でSI-CATで開発された「SEAL」は、検索対象期間を選びやすく簡単にダウンロードできるツールであることが紹介されました。
次に「DIASを用いた気候変動研究の実例紹介」として、海洋研究開発機構(リンク:http://www.jamstec.go.jp/j/)の石川先生と、民間の環境コンサルティング企業であるアオイ環境の横山氏による講演がなされました。石川先生は、まず地球温暖化対策には緩和策と適応策のふたつがあること、またそこで発生するリスクの定義、そして地域・セクター(分析対象)ごとに異なる気候データを元にした有効な対応策を講じる必要があると説きました。
そのリスク評価のため、大量のメンバーから成る複数のアンサンブルから計算結果を得る手段として、d4PDFの活用事例とその課題が紹介されました。(編注:アンサンブルとは、異なる初期値の集合であり、メンバーとは個々の予測のことを指します。 参考:http://www.miroc-gcm.jp/~pub/d4PDF/design.html)特に課題のひとつとして、気候モデルの研究者(データ提供者)が、適応策の実施者(データ利用者)のニーズを把握し、コミュニケーションを取りながら問題解決に取り組む「co-design/co-working/co-production」の必要がある、と石川先生は述べました。
次にアオイ環境(リンク:https://www.aoikankyo.co.jp/ )の横山氏からは、足立区の事例をもとに、自治体の気候変動予測のシナリオ分析におけるDIAS活用事例について発表がありました。横山氏は、足立区の年間降水量や、月別平均気温情報を予測するため、東京観測所のデータと、SEALで切り出したd4PDFのデータを用い、その分析手法を示しました。バイアス補正のためにこれらの過去実験のデータを使用・加工し、最終的に61年分の予測計算を行ったといいます。これらのデータを足立区に提示し、担当者に「自分ごと」としてデータをとらえてもらうことの重要性を示しました。また、作業の自動化についても言及し、Excel VBAでの自動化など、費用対効果を見込んだデータ活用の効率化の必要性について述べました。
【トークセッション】気候変動分野におけるDIASの活用
最後のトークセッションでは、講演者のおふたりに加え、さらに2人の方を加えて自由討議が行われました。まず国立環境研究所の真砂先生からは、A-PLAT(リンク:https://adaptation-platform.nies.go.jp/ )/AP-PLAT(リンク:https://ap-plat.nies.go.jp/ )(気候変動を理解するための政策決定者向けの情報サイト)について紹介がなされました。A-PLATでは、気候変動に関する国の取り組みを紹介するほか、自治体・組織・個人それぞれのレベルで温暖化に適応していくための手引きが掲載されています。またAP-PLATは、アジア太平洋地域を対象に、同様の適応支援に関する情報が集められています。(A-PLAT/AP-PLATの概要を1文入れる)次に農研機構(リンク:http://www.naro.affrc.go.jp/ )の飯泉先生は、作物収量の将来シナリオデータをDIASに登録(農研機構地域気候シナリオ2017)し、食品メーカーや経営コンサルタントから問い合わせを受けた事例について述べられました。
専門家でないユーザーがDIASを活用するには
最初の話題として、民間や自治体の担当者からどういった問い合わせがあり、どのようなニーズがあるのかという問題提起がなされました。知識があるユーザーに対してはより詳細なデータを提供したり、別の専門家を紹介したりすることがある一方で、どういったデータがあり、そのような予測ができるのか情報を持っていない担当者もおり、理解の醸成に時間をかけているという意見も出ました。
次に技術的な話題として、アオイ環境の横山氏は、特別な設備投資がないなかでDIASのデータを活用することの難しさを語りました。ダウンロードに膨大な時間がかかったり、エクセルなどで処理しづらかったりと、DIASは大量のデータを提供している反面、まだまだユーザーフレンドリーではないかもしれないという議論がなされました。
また、今後もデータセットが増えていくことについて、農研機構の飯泉先生は、選択肢が増えるのは望ましいことだが、農業以外の分野、例えば漁業や海上輸送なども分析対象になると、リスク評価が多岐にわたるため、データを組み合わせて使うことが重要であると述べました。
その他にも技術的な質問など、示唆に富むご意見・ご質問が数多く寄せられ、活発な議論がなされました。
さいごに:DIASコミュニティの発展のために
二日間を通して、DIASのユーザーには様々な立場・スキルを持った人々がおり、その協働の場としてコミュニティを育てていくことが重要であるという話題がのぼりました。成功事例だけでなく、失敗例やちょっとしたTips、苦労話などをユーザー間で共有し、同じ失敗を他の人が繰り返さないようにすることが大切です。今後事務局では、そういった期待にこたえられるよう、引き続き取り組みを進めてまいります。
プログラム・講演資料
1月18日(月)DAY-1
14:00 - 14:15 趣旨説明およびDIAS紹介 | 向井田 明(一財)リモート・センシング技術センター ソリューション事業第二部 部長 1993年RESTEC入社後、JAXA地球観測衛星、地球観測プラットフォーム技術衛星" みどり"及び"みどり2号"、陸域観測技術衛星"だいち"などの運用、データ解析 にたずさわる。特に"だいち"では東日本大震災をはじめとした災害に対応した。現在、"だいち2号"等、地球観測衛星のデータ配布およびソリューション提供業務を担当。 |
14:15 - 14:30 DIASご利用方法(ユーザ登録・データ検索・データ登録等) | 小野 雅史 国立大学法人 東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 特任研究員 (登壇資料) 東京大学空間情報科学研究センター、地球観測データ統融合連携研究機構にて勤務し、データ統合・解析システム(DIAS)プロジェクトに参加。地理情報に関する国際標準であるISO19100シリーズに準拠したメタデータの設計やGIS・オントロジー工学を応用したデータ検索支援ツールの開発を担当。 |
清水 敏之 国立大学法人 京都大学 情報学研究科 助教 (登壇資料) 2008年京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了、博士(情報学)。データ管理・情報検索に関する研究に取り組んでいる。DIAS第1期よりDIASデータセットのメタデータ管理に従事しており、データセット検索、ユーザ管理、データダウンロード等のシステム開発・運用を担当している。 |
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14:30 - 14:45 DIAS災害研究向けデータセット・データ利用ツールの紹介(ひまわり・XRAINなど) | 根本 利弘 国立大学法人 東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 准教授 (登壇資料) 1994年東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程中途退学。東京大学生産技術研究所助手、准教授を経て、2009年より現職。地球観測データを対象としたアーカイブシステムの研究開発、管理運用に従事し、DIAS第Ⅰ期開始時よりシステム構築、データアーカイブ、アプリケーション開発等を担当。 |
生駒 栄司 国立大学法人 東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 特任准教授 (登壇資料) 2000年東京大学大学院工学系研究科電子情報工学専攻博士課程了。博士(工学)。同大学空間情報科学研究センター助教等を経て現在同大学地球観測データ統融合研究機構特任准教授。2016年より文部科学省研究開発局学術調査官を兼務。専門は情報工学、データベース工学。DIAS第Ⅰ期開始時よりシステム構築、アプリケーション開発等に従事。 |
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14:45 - 15:45 DIASデータセットを用いた水災害研究開発の実例紹介 | 原田 守啓 国立大学法人 東海国立大学機構 岐阜大学 流域圏科学研究センター 准教授 (登壇資料) 民間建設コンサルタント会社、独立行政法人土木研究所自然共生研究センター 専門研究員を経て、2014年より現在まで岐阜大学 流域圏科学研究センター 准教授、2020年2月より岐阜大学高等研究院地域環境変動適応研究センター センター長を務める。河川とその流域を対象に、土砂水理学・河川工学と河川生態学の学際分野での研究活動に取り組んでいる。 |
15:45 - 16:00 休憩 | |
16:00-17:00 トークセッション DIASを利用した災害研究 ~現状と期待~ | 芳村 圭 国立大学法人 東京大学 生産技術研究所 教授 (登壇資料) 2006年に東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻にて博士号を取得後、カリフォルニア大学スクリプス海洋学研究所で研究員として勤務。2010年に東京大学大気海洋研究所准教授として赴任、2016年に同大学生産技術研究所に配置換え、2019年より現職。文部科学大臣表彰若手科学者賞、土木学会水工学論文賞、気象学会堀内賞などを受賞。 |
宮本 守 国立研究開発法人 土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センター 研究員、国立大学法人 政策研究大学院大学 連携准教授 (登壇資料) 2004年に中央大学大学院理工学研究科土木工学専攻を修了し、土木研究所および福島大学でJST研究員、日本大学理工学部で助手として勤務。2009年に博士(工学)を取得。2010年から土木研究所水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM)に着任し、水災害に関する研究、教育、国際ネットワーキングの業務に従事。 |
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臼田 裕一郎 国立研究開発法人 防災科学技術研究所 総合防災情報センター センター長 (登壇資料) 慶應義塾大学環境情報学部卒、同大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。RESTEC研究員、大学院助手を経て、2006年防災科学技術研究所入所。2016年より総合防災情報センター長、2019年よりAI防災協議会常務理事、2020年より筑波大学教授(協働大学院)を兼務。2017年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)受賞。 |
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原田 守啓 国立大学法人 東海国立大学機構 岐阜大学 流域圏科学研究センター 准教授 根本 利弘 国立大学法人 東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 准教授 生駒 栄司 国立大学法人 東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 特任准教授 |
1月19日(火)DAY-2
14:00 - 14:15 DAY-1議論振り返り | 永野 嗣人 (一財)リモート・センシング技術センター ソリューション事業第二部 情報基盤技術課 課長代理 (登壇資料) 1997年筑波大学第三学群国際関係学類卒業。NTT東日本法人営業本部、リンクアンドモチベーショングループ、JAXA地球観測研究センター、有人宇宙システムを経て2012年より現職。農業、気候変動、災害等の社会課題解決を目的としたアプリケーション開発に関するコンサルティングおよびプロジェクト推進を担当。DIASでは、プロジェクトサブマネージャとして企画推進業務に従事中。 |
14:15 - 15:30 DIAS気候変動研究向けデータ利用アプリの紹介 DIASを用いた気候変動研究の実例紹介 | 井上 孝洋 (一財)リモート・センシング技術センター ソリューション事業第二部 情報基盤技術課 主任 (登壇資料) 1995年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了ののち、3年間の民間シンクタンク勤務を経て、高度情報科学技術機構(RIST)、理研、JAMSTECで地球シミュレータや京をはじめとするスパコン向けのアプリケーションやシステムの開発に従事。特に国産気候モデルMIROCの開発当初から参画。近年はCMIP6等で気候モデルが出力する大規模データの取扱いに関する研究開発にも取り組み、2019年10月から現職に。 |
石川 洋一 国立研究開発法人 海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門 上席研究員 (登壇資料) |
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横山 稔 アオイ環境株式会社 サステナビリティ部 主任研究員 (登壇資料) 2004年に建設系環境コンサルタント会社に入社し、ダム建設や道路建設、風力発電所建設の環境アセスメントなどを担当。2018年にアオイ環境株式会社に転社し、都内市区町村の環境基本計画や地球温暖化対策実行計画、地域気候変動適応計画の策定を中心に、ビオトープ管理の講師、外来種の防除など幅広い分野を担当。 |
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15:30 - 15:45 休憩 | |
15:45-17:00 トークセッション | 真砂 佳史 国立研究開発法人 国立環境研究所 気候変動適応センター 主任研究員 (登壇資料) 2005年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。博士(工学)。東北大学,ミシガン州立大学,国連大学サステイナビリティ高等研究所を経て現職。気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)の運営などに携わる。専門は衛生工学,水環境,健康リスク評価。 |
飯泉 仁之直 国立研究開発法人 農研機構 農業環境変動研究センター 上級研究員 (登壇資料) 2007年に農業環境技術研究所に入所。農研機構への組織改編を経て、2020年より現職。収穫3~6カ月前に主要穀物の収量変動をグローバルに予測するサービスの開発や、世界の食料生産における気候変動リスク評価、それらの研究基盤となる全球作物データセットや全球作物モデルの開発を行っている。 |
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石川 洋一 国立研究開発法人 海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門 上席研究員 横山 稔 アオイ環境株式会社 サステナビリティ部 主任研究員 根本 利弘 国立大学法人 東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 准教授 生駒 栄司 国立大学法人 東京大学 地球観測データ統融合連携研究機構 特任准教授 |