※本プログラムは、2015年度末をもって終了しました。

 

概要

地球温暖化の要因として、人為的な温室効果気体の放出、なかでも二酸化炭素 (CO2) やメタン (CH4) の影響が大きいとされています (IPCC, 2007)。バイオマスバーニングによる二酸化炭素放出量は化石燃料起源のほぼ半分に相当し、そのうち13%はアジアからの放出です。中でも東アジアでは焼畑、泥炭火災、森林火災などのバイオマスバーニング起源の二酸化炭素の寄与が大きいにもかかわらず、その定量的な見積もりはなされていません。また、メタンの発生源となる水田の世界面積の90%が東アジアに分布しているが、水田からのメタン発生特性には不明な点が多く、東アジアにおいて二酸化炭素、メタンの発生特性を明らかにすることが重要な課題となっています。

目的

  1. 衛星データや地上観測データの複合的解析により、東アジアにおけるバイオマスバーニング起源の二酸化炭素発生、および、水田等からのメタン発生の特性を把握し、より高精度な発生量データベースを構築し、この地域における炭素循環研究の進展に資する。
  2. 技術的課題としては、気体の鉛直積算量を求めるセンサーと上層濃度を求めるセンサーの複合利用により、対流圏下層濃度の推定手法を開発する。
  3. ゾンデ、地上リモセン、直接サンプリングにより上記手法を検証すると同時に、これらのデータと衛星データを複合的に解析し、時空間的に整合性のあるデータセットを構築する。