※本プログラムは、2015年度末をもって終了しました。
概要
本研究の目的は、DIASが提供する、気象を中心とする災害リスクの変化を始めとした広範かつ多角的な環境情報基盤を活用し、「進化型統合データベース・プラットフォーム」へ発展させることです。それによって、「自然の摂理」を可能なかぎり理解し、それに伴う国土と社会の脆弱性への緩和策と適応策を見出し、レジリエント(resilient)な国土と社会を築き上げるための構想・計画・実施の方法論をつくり上げることを目指します。同時に、その構築および現場での迅速な活用を推進するために必要となる「担い手」を育成します。
そのためには特に、東日本大震災および近未来に発生が想定される巨大地震や気候変動起因の災害に対する懸念に対応するために、減災を意識した「安心安全性」の観点と、低炭素・省エネルギーでかつ気候変動に対応できる「持続可能性」の観点を制約条件としてとらえ、国土・社会を平常時/非常時の二重系として再デザインすることが必要です。その上で、自然科学の知見を共有しながら、国土を再デザインしていくヴィジョンと方法論、ツール群、そしてデータ基盤を有機的に形成することを目指します。
- 実施期間
- 2011年 - 2015年
- 協力機関
- 名古屋大学 環境学研究科
名古屋大学 減災連携研究センター
東京大学 生産技術研究所
東京大学 工学系研究科社会基盤学専攻
東京大学 空間情報科学研究センター - 代表研究者
- 林 良嗣(名古屋大学大学院環境学研究科)
- URL
- http://www.sustrac.env.nagoya-u.ac.jp/index.html